All about スルフォラファン

ブロッコリースプラウトに含まれる【スルフォラファン】について医学的見地から解説しています

スルフォラファンの効率的な食べ方!

気になるブロッコリースプラウトの食べ方、料理法が知りたい。

健康的な食事、健康的な栄養素を気にして色々調べていると、時々目にするスルフォラファンという成分。 ブロッコリースプラウトなどのアブラナ科の植物に含まれていて、サプリメントもいろんなメーカーから販売されています。解毒作用、抗酸化作用、ピロリ菌に良い、花粉症に良い、メタボ予防…などといろいろな文章が出てきますよね。こんなに色々な効果のあるスルフォラファン、生活に取り入れない手はありません! でもせっかく摂るならより効率的な摂り方をしたいですよね。 スルフォラファンの摂り方について調べてみました。

スプラウトなんだから、生で食べなきゃダメ?

このスルフォラファンを多く含む食べ物として有名なのはブロッコリースプラウト。 ん?スプラウト?という事は生で食べる物…?と気づいたあなた、鋭いです。 一番のおすすめは生で食べること。 実はこのスルフォラファン、植物中にはそのままの形ではなく、前駆体として含まれています。それが一緒に含まれている酵素「ミロシナーゼ」の働きによってスルフォラファンに変化するのですが、この重要なミロシナーゼが熱に弱いという性質を持っているため、料理中に加熱することで、変化しにくくなってしまうのです。 加熱をしないとミロシナーゼは活性を保ったままですので、スルフォラファンを生成する働きをしてくれるという訳です。

どうしても生野菜が苦手なんだけど…

そんな方もあきらめないで。 確かに加熱すると、ミロシナーゼは働きを失ってしまいます。 でもミロシナーゼと同じ働きをする物、それは体内にもあるのです。小腸内の腸内細菌です。 スルフォラファンの前駆体は、加熱されるとそのままの形で消化管に入りますが、小腸で腸内細菌の働きによりスルフォラファンに変化してくれます。ですので、加熱すると全く効果が無くなるという訳ではありません。 ただしピロリ菌に対する効果を期待する場合は生で食べることをお勧めします。ピロリ菌は小腸より上部の胃に住んでいますから、小腸で変化するのを待っていては遅いので…。 加熱すると、かさが減りますので、たくさん食べたい方にもお勧めです。また生だとサラダやトッピング等の用途に限定されますが、スープや炒めものなど調理法のバリエーションが増えて飽きがきませんので、生食が平気な方でも時々取り入れてみてはいかがでしょうか。

さらに詳しくスルフォラファンを知ろう

トップページではさらに詳しくスルフォラファンについて解説しています。 ぜひ、スルフォラファンに関する最新の知見について理解を深めてください。

sulphoraphane.hatenablog.com

 

 

 

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